『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(再読) | 赤と黒

『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(再読)

 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(飲茶)

―あらすじ―
 釈迦や孔子など、東洋史における哲学者を紹介。



 西洋の哲学史を扱っていた『史上最強の哲学入門』と対をなす東洋編です。西洋と東洋における哲学の違いの方向性や、ゴールへのアプローチ方法など、本書も非常に面白く一気に読んでしまいました。「我」や「無」など、最初は難しくて取っ付きにくかったのも事実です。が、そこを乗り越えるとあとは知の大陸が広がっています。般若心経の解説のほか、ガンダムやピーナッツ、耳などが具体例に挙がり、東洋哲学の様々な用語が解説されていきます。

 前作と合わせて、素晴らしい作品に会ってしまった。