『子どもの隣り』(再読) | 赤と黒

『子どもの隣り』(再読)

 『子どもの隣り』(灰谷健次郎)

―あらすじ―
 4歳の男の子・タアくんが日々の中で感じるあれこれ。周囲の大人たちとの交流を切り取った表題作ほか、全4編からなる「子どもたちの日常」。



 子どもたちの持つ漠然とした不安や憤り、そして喜びなど、大人が忘れてしまった感情が丁寧に描かれている短編集です。「子どものときに見ていた大人って、こんな感じだったなあ」と思わせてくれるような、どこか懐かしい作品でもあります。