Best of books 2021 | 赤と黒

Best of books 2021

 本年度のベスト10は以下の通り。

 

1―『氷壁』(井上靖)

2―『真珠夫人』(上下巻)(菊池寛)

3―『駿河城御前試合』(南條範夫)
4―『功名が辻』(司馬遼太郎)

5―『あなたに捧げる犯罪』(小池真理子)

6―『しづ女の生涯』(三浦哲郎)

7―『人斬り以蔵』(司馬遼太郎)

8―『クリムゾンの迷宮』(貴志祐介)

9―『墓地を見下ろす家』(小池真理子)
10―『家族八景』(筒井康隆)

 

 

 今年読んだ冊数は54冊(新規48冊+再読6冊)。毎年、何とか100冊を目標に読書をしてきましたが、ついに100冊読むことが出来ない年が来てしまいました。本を読んでいない期間が約半年あったため、妥当な冊数とも言えますが。とは言え、それでも『氷壁』や『真珠夫人』など、例年のベスト10とも引けを取らない名作を読むことが出来ました。今年の特徴としては、上半期で読めなかった分を回復すべく、下半期にはイヤミスやホラー短編集を中心に多くの作品を読んだことでしょう。結果として、貴志祐介、小池真理子など、今まで読んだことのなかった作家に興味が持てたことは大きな収穫です。